固定資産税評価額
2013-01-15 21:47
珍しく仕事の話題です(;^_^A
不動産には毎年固定資産税がかかります。
これは当然ご存知ですよね?
ここから専門的なお話になります。
まず税率は1.4%ですが
これは売買価格にかけられるものではありません。
「課税標準額」というものにかけられます。
それがどのように決まるかと言うと
建物のお話だけさせて頂きますと
新築をすると市町村の資産税課の方が
固定資産税評価基準を元に検査を行い
課税標準額が決まります。
当然モデルハウスにも来ます。
こんな感じでチェックします。
カップボードもチェックしてますが
家具は評価対象になりません。
実は、近年 評価の簡素化が計られ
複合フローリングの床と無垢の床で
評価が変わる事はありません。
さすがにビニールクロスと塗り壁では
評価額が違いますが
塗り壁のグレードに関わらず
塗り壁ならどんな素材でも同じ評価になります。
ついでに言うと
天井に化粧梁があっても評価の対象になりません。
小屋裏収納庫にも上がります。
ご存知かも知れませんが
屋根裏のスペースは天上高が1.4m以下なら
評価の対象になりません。
しかし、照明・スイッチ・コンセントが設置され
部屋としての機能を満たす場合や
収納以外の目的に使用する場合は
評価の対象になる場合があります。
よく耳にするのは
「税金かからないように市役所が見に来てから外構工事をしよう」
これも間違いです。
よほど豪華な門や塀、車庫または日本庭園などを
作らない限り 税金は上がりません。
ちなみに、一般住宅の場合
床面積120㎡(約36坪)までなら
3年間 固定資産税が半額になります。
そして課税標準額は
3年毎に評価替え と言う見直しが行われます。
ちなみに課税標準額の基準を作っているのは
総務大臣なので 建物の評価は
住んでいる地域で格差が出ることはありません。
高い建築費で建てたお家が
必ずしも高い固定資産税と言うわけではありません。
税額が一番変わる要因は
床面積と構造です。
木造住宅より鉄骨や鉄筋コンクリートの方が
固定資産税は高く、評価替えをしても
課税標準額がなかなか下がりません。
この辺の知識を持たれてマイホームを検討している方は
おそらくほとんど居ないと思います。
「マイホームを持つために自分で勉強する」
というお客様がたまにおられますが
私たちは職業としてやっていてるにも関わらず
全ての情報を得る事は出来ません。
餅は餅屋と言いますが
その道のプロを活用して
楽しく幸せに計画を進められることを
お勧めします。
間取りや見積りはもちろん
資金計画や税金のお話まで
住宅営業のプロは結構頼りになりますよ!
失敗しないマイホーム計画には
良きパートナーが不可欠です。
マイホームをお考えの方は
あたなたを幸せにしてくれる担当者探すつもりで
展示場を廻ってみてはいかがでしょう?
お会いできることを
こころよりお待ちしておりますm(_ _ )m